Pawer.は、行き場を失う犬や猫たちの尊厳を守るため犬猫福祉や現状の情報を共有し、ともに学んでゆく場です。そして、身近に動物がいる方もそうでない方も、それぞれに無理なくできることを見つける場でもあります。
              
「一匹でも多くの尊厳を守り、人と動物との幸せな関係を築く」
それがPawer.の願いであり、目的です。犬猫福祉に関する意識や制度、習慣が、海外に比べ立ち後れていると感じる日本において、Pawer.ホームページでは、アメリカのアニマルシェルターでのボランティア経験をもとに、誰もが犬猫福祉に関心を持ち、考え、行動に移せる情報の発信および交換をしています。

about

活動名、ロゴマークについて

Paw (🐾) × Power(力)= Pawer (動物の声がとどく場所)
              
Pawerとは、動物の足という意味のPawと、力と言う意味のPowerをかけた造語です。
ロゴ下部の「∞」は、無限大の記号を犬、猫、うさぎのしっぽで表現しました。人と同じ言葉を話さない動物たちの尊厳が守られ、QOLの高い一生を全うする権利を守りたい。そんな思いから、“Pawer.”(パワー)とロゴが生まれました。(商標登録 商願2016-44972)
〜うさぎに秘められた思い〜
うさぎは、「動物実験」で犠牲になる動物の代表として選びました。このホームページでは犬や猫を中心に取り上げますが、守るべき命は犬、猫、うさぎに限りません。
そしてそこに優先順位はなく、一つひとつが、かけがえのない命です。
Pawer.では、将来犬や猫以外の分野でも動物たちの尊厳を守ることを視野に入れ、より良い社会をつくるために活動を続けます。

開設の経緯

アメリカの動物福祉施設K-9PALSでボランティアをしていた主宰者が、そこで見たのは、保護された犬たちが、施設で生き生きと暮らす姿でした。アメリカでは彼らを迎えようとする里親は多く、里親と犬とが出合う機会も頻繁にありました。
              
しかし、そのような国にあっても、特別に仲よく過ごしていた犬が殺処分されるという出来事が起こり、ボランティアでもプライベートでも動物を大切にしてきたにも関わらず、一つの命を救えなかったという矛盾が、悔いや悲しみ、疑問として心に残りました。
同じ時期に、日本の自治体(行政の犬・猫収容所)事情を調べた時、日本では犬・猫たちが大量生産され、捨てられ、譲渡のチャンスもあまり与えられず、殺処分されている現状を知ることになります。アメリカでの殺処分に疑問を抱いたばかりでしたが、日本はそれ以上に動物福祉において立ち後れていると驚かざるを得ませんでした。
              
そしてそれは、人々の認識の不足、つまり情報や学びの不足が原因だと気づきました。
そこで、一人でも多くの方に現状を知り、考え、行動していただくために、アメリカでの生活やK-9PALSでの経験があるからこそできる、発信および交流、学びの場を設けることとなったのです。

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おおにし ゆい
・2004年 京都の高校を卒業後、渡米
・2010年 カリフォルニア州立大学を卒業
       (大学在籍中 K-9PALSで3年間ボランティア活動)
       カリフォルニア州で就職(通訳)、転職(税務関係)
・2015年10月 日本で動物福祉活動を始めるため帰国
・2016年1月 Pawer.設立