日本ではまだまだ「子猫の時期」ですが、
こんなニュースがありました。
     
それは、とある動物園の
公式フェイスブックアカウントで
捨てられた子猫の入った段ボールの写真と
共に書かれていた
スタッフのコメントについて。
     
その内容は、
他の動物を守るためここでは子猫たちを
保護出来ない=保健所に持って行く、
というもの。
     
動物園のスタッフさんが
ご存知かはわかりませんが
子猫は保健所で引き取られても、
乳飲み子なら即日処分の対象に
なりかねません。
乳飲み子は数時間おきにミルクをやったり、
まだ排尿が自分で出来ないため
トイレの世話をしたりととても大変。
それが出来る職員さんがいる自治体は、
とても少ないのです。
     
このニュースでは動物園スタッフへの
批判が多く見られたようですが、まずは
「段ボールに入れて捨てた人がいる」こと、
地域の野良猫の管理ができていないことを
多くの方々に知ってもらいたいと思います。
     
野良猫を増やさない活動は、
「地域猫活動」と呼ばれています。
これは以下の3点をその地域住民で行い、
生まれては殺処分される「恵まれない命」
を増やさないための活動です。
①餌の管理
②糞尿処理
③TNR活動
(捕獲→不妊去勢手術→元の場所に戻す)
     
もしあなたの地域に
子猫が出るようであれば、
一度お近くの自治体に
そのエリアの「地域猫活動」について
お問い合わせください。
全ての野良猫を捕まえて手術するまでには
時間がかかりますが、増やさないためには
これが確実な方法です。

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http://animalive.me/thoughtful/abandoned-cats-utsunomiya-zoo