皆さまこんばんは。
*今日は今までで一番長い
ブログだと思います。
    
先日、いつもブログを
読んでくださっている方からの
メッセージで、以前アップすると
書いた「プロフェッショナルの流儀
犬の訓練士 中村信哉氏」について
書くことを忘れていた事を
思い出しました!汗
失礼いたしましたm(_ _)m
Screen Shot 2018-02-19 at 10.03.50 AM
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「プロフェッショナルの流儀
犬の訓練士 中村信哉氏」を
ご覧になった方で、
ご興味のある方だけ
以下読んでくださいね♪
    
まだご覧になっていない方は
以下リンクよりどうぞ☆:
https://youtu.be/vSts2RQFvJ8
    
Screen Shot 2018-02-19 at 10.04.10 AM
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まずは私の周りで
この訓練士の話になった時の
それぞれの見解をご紹介します。
    
登場人物は、京大で犬の研究を
しているA氏(外国人)、
京大の教授B氏(外国人)、
日本の動物福祉団体で
副理事を務めるC氏(外国人)、
愛知県で訓練士をしている
D氏(日本人)、
そして私、の5名です。
    
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【中村氏の訓練に対する見解】
研究者A氏:虐待であり、
とても古い訓練法である
教授B氏:虐待である
C氏:周りで話題になっているほど
虐待が含まれ、古い訓練法である
D氏:C氏に同じ
私:虐待が含まれ、古い訓練法である
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まず、教授と研究者の意見はこうです。
    
訓練士・中村氏が”殺処分から犬を
救おうとしている”事は理解できるが、
そもそも犬たちが噛んだり
攻撃的な行動をとるようになったのは
人間(飼い主)の行動が原因であり、
訓練法自体もとても古く残忍である。
“攻撃的”な犬の行動を
同じ”攻撃性”でしつける事に
違和感を覚える。
    
Screen Shot 2018-02-19 at 10.04.19 AM
    
研究者のA氏とC氏、訓練士D氏は
さらにこう続けます。
    
そもそも飼い犬は人間、
特に飼い主と特有の絆を
結ぶ生き物であり、
その絆の築き方は
“子供と母親”に似ている。
子供はどれだけ叱られても
ポジティブな行動をとることで
母親の注目を得ようとする。
番組で紹介された犬・豆蔵と
訓練士・中村氏との
関係も似ていて、
豆蔵が中村氏に
グーで殴られるなど
虐待を受けた後も
近付く様子が見られる。
しかし子供に暴力を振るう事が
許されないのと同じで
犬に対しても振るうべきではない。
この訓練法はとても古く、
今ではほとんどの訓練士が
非難するやり方である。
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さて、お待たせしました。
(誰も待ってませんって?)
私の意見、ポイントは3つあります。
    
(1)番組の構成が「犬が悪い」と
誤解を招くつくりになっている
↓↓↓
生まれつき攻撃的な犬はいない。
    
育った環境や飼い主の言動の
【何か】が原因で犬が噛むように
なったなら、原因究明して
犬が最期まで暮す家庭環境を
改善すべきと思います。
    
犬のことをよく知っている
トレーナーや研究者はたいてい
犬を飼っていますが、
どんな犬種でも
「噛むようになった」
なんて聞きません。
それは専門的知識云々より
犬を理解しようと
努力しているからだと思います。
飼い犬をよく観察し
感情を想像していい関係を
築こうとすることは、
飼い主の任務。
せっかく犬が噛んで
何かの異常を知らせているのに
「こら!噛んじゃダメ!」
では、意思の疎通ができません。
    
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(2)番組は一部しか見せない
↓↓↓
番組では暴力的なシーンが
目立ちましたが、実際に
訓練の様子を24時間
見たわけではありません。
よって、中村氏の言動や
考え方、そしてご本人の
ホームページの内容からしか
判断できませんが・・・
    
中村氏は「殺処分から救うため」と
おっしゃっていました。
おっしゃる通り命は救われたかも
しれませんが、私が懸念するのは
生きている間の
「生活の質」です。
    
“訓練できないから引き取った”
とおっしゃる犬は、人が苦手。
“人が近づけないから
餌をあげるだけ・・・
それでもそこにいたら
餌には困らないし
命は全うできる”、と
おっしゃっていました。
    
本来群れで生きる犬にとって、
ケージの中で死ぬまでの間、
毎日人や他の犬との接触を
限定される孤独な生活は、
心臓は動いていても
犬が犬らしく
生きていると言えない
ストレスの多い
環境だと思います。
    
凶暴なトラやライオンが
動物園にいることを
「かわいそう」「牢屋みたい」
と見る人(私を含む)にとっては
中村氏の訓練所の
奥に隔離されている犬は
同じように見えるのでは
ないでしょうか。
まだ動物園の方が、専用の
スタッフがいるからマシかな・・・
Screen Shot 2018-02-19 at 9.35.29 AM
    
改善するためには
訓練法を変えるのが
一番だと思います。
    
それ以外には、
①受け入れる頭数を減らし、
1匹1匹に合わせた訓練法を
実施することで
改善されると思います。
    
現在の中村氏の訓練所のように
スタッフが5人しかいないのに
100頭も抱えるのは
そもそも無理がある話です。
現状では、1日に一人
20頭の散歩に行く計算です。
1匹20分でも、6時間散歩で
歩きっぱなし。
扱いが難しい犬たちの散歩などを
施設で何度も経験してますが、
1日にそんな頭数歩けません。
    
散歩前後のケアや掃除、
餌やり、訓練があると思うと、
毎日ちゃんと散歩にもいけない
環境、という事になりますね。
    
この訓練所に来る犬には
家庭があります。
保健所にいて殺処分期限が
あるわけじゃない。
それなら受け入れを
待ってもらい、1匹1匹に
寄り添える環境を作れば、
隔離したり、訓練を諦めたり、
暴力を振るわなくて
済むと思います。
    
でもなぜそれができないか。
きっと犬を救う前に
中村氏がビジネスとして
訓練所を経営している
からだと思います。
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(3)訓練に暴力は不要!です。
(豆蔵がグーでガンガン
やられるシーンは
腹立たしいものでした)
↓↓↓
警察犬の訓練士だった中村氏は、
シェパードという独特の犬種で
子犬の頃から警察犬用に
育てられ、精神状態も良く、
性格も警察犬向きの優れた犬に
人の命令に従うよう
訓練してきた方だと
理解しています。
    
そんな中村氏は、
精神状態がすでに不安定な
攻撃的な犬には暴力で教え、
人が苦手でうまくコミュニケート
できない犬は隔離する。
目には目を、のような訓練。
それでは、根本的に
解決しません。
    
私を含む登場人物A-Dの全員が
口を揃えて”訓練法が古い”と
いう理由は、今の時代、
暴力を振るわなくても
攻撃的な犬たちを
訓練できるからです☆
    
OPEN PAWという訓練法は
その代表ですね。
これなら、中村氏の訓練所で
隔離されている子も救えます。
    
犬に国境は関係ないので、
他の国ですでに実践され
実績があるなら、日本でも
どんどん取り入れるべきだと
思います。
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文字での説明は難しく
なんやかんや書きましたが、
私はこの番組を見て初めて
「NHKプロフェッショナルの流儀
ご意見・お問い合わせ」に
意見を送ったほど、番組の構成や
見せ方に疑問を覚えました。
    
犬のボディーランゲージを
知っている人から見たら、
世間が感動しているシーンで
犬が本当はどう感じていたか
わかります。
ほぼ素人の私ですらわかる。
犬たちの体の様々なサインと、
番組の”こういう風に見せたい”は
一致していません。
それをNHKがやってはいけないと
強く、強〜〜〜〜く思う。
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と、まあそんなこんなで
長文中の長文でしたが
ご愛読いただき
ありがとうございましたm(_ _)m