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「犬猫殺処分廃止のために」と聞くと
「きっと誰かがやってくれる」、
「私にできることは少ないのでは」
そう思われるかもしれません。
残念なことに、その思い込みが無関心を生み
犬や猫の殺処分を放置する結果に
繋がっています。
      
実は、私たち一人ひとりにできることは
たくさんあります。
あなたが気付き、変わることによって
救える「いのち」があります。
ここでは、今すぐ誰にでもできることから
本格的な愛護活動まで、いくつか
「できること」の例としてご紹介します。

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⑴買わない
⑵学ぶ、調べる
⑶人に話す
⑷gooddo
⑸署名活動
⑹寄付・支援
⑺ボランティア
⑻フォスター
⑼譲渡

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⑴「買わない」

当ホームページの<ペットショップという存在>でご説明している通り、生き物を「モノ」として扱ったり、利益を最優先に考えたりする悪徳ペットショップや悪徳ブリーダーから動物を買うことは、結果的に悪徳業者を「支援」していることになります。
           
まずは、悪徳業者から買わない。
売れ残って処分される仔犬や仔猫たちをこれ以上増やさないためにも、もう一度「買わない」と言う選択肢についてご検討ください。
           
「可愛いでしょう」とニッコリ購入をすすめるその人が、本当に動物のことを思い、飼い主と動物の組み合わせや相性を考えているのか。そこにいる動物たちはどこから来たのか、どんな環境でどんな親から生まれたのか。そのペットはいつ親と離されたのか、店で売れ残った仔犬や仔猫たちはどうなるのか。もしその人があなたと同じように動物を大切に思っていれば、きっとそんな質問にはすぐに答えてくれると思います。
           
ペットの現状を知ること、そして「里親になり譲り受ける」など、買うということ以外の選択肢があることを忘れないで下さい。

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⑵「学ぶ、調べる」

日本では毎年10万匹以上の尊い命が奪われていますが、もしペットショップなどで購入する人たちが里親になれば簡単にゼロにできる数字でもあります。なぜこんなに多くの犬や猫たちが殺処分されているのか、どのような理由で自治体の保健所や動物愛護センターなど(以下、”自治体”)に引き取られるのか、その中でどのくらいの犬や猫にセカンドチャンスが訪れるのか。ペットショップで購入された方の中には、「里親として犬や猫を譲り受けられると知らなかった」そんな人も多いようです。
           
学び、調べることで、私たちの行動は変わってきます。
           
もしあなたが街中で野良犬や野良猫に遭遇した場合、どこに連絡をすればいいか、わかりますか?自治体や民間の動物愛護団体など、連絡する相手によって対処法が異なりますが、それには犬と猫に関する法律の違いが大きく関係します。どう違うのでしょうか。気になったら調べてみる、それも大切な一歩です。いつ遭遇するかわからない、もしもの時のために、自治体や近くの民間団体についても調べておくと安心です。

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⑶「誰かに話す」

日常でも私たちの目の届かないところで、動物がどのような扱いを受けているのか。多くの犬や猫たちの命が、なぜ、どのように奪われているのか。そのことを知ったなら、私たちの「社会の現状」として、素通りせず、その事実を誰かに伝えましょう。他にも、犬・猫の生態、自治体、民間団体などについて少しでも関心があれば調べてください。
           
子どもからお年寄りまで参加できる自治体主催の譲渡会や動物愛護精神啓発運動、民間団体の譲渡会やチャリティーイベントが各地で開催されています。このような催しに参加するだけでも立派な動物愛護。より多くの人が知ることで、より多くの命が救われます。SNSなどで、情報をシェアするのもいいですね。
           
インターネットのおかげで様々な情報が簡単に集められるようになりましたが、何が事実なのか、どの情報が信用できるのか、見分けがつきにくくなっています。自治体では、啓発運動のための費用も殺処分経費も、国民の税金で賄われています。自分が住んでいるエリアの自治体は犬や猫を救うために取り組んでいるのか、いないのか。
少し勇気を出して直接問い合わせるのも、情報収集の有力な手段です。
           
動物愛護に熱心な自治体であれば、快く答えてくれると思います。
そのようなところでは、職員の方々も動物を救いたいという思いで業務に取り組んでいるからです。

NPOを無料で簡単に支援できる!| gooddo(グッドゥ)

⑷「gooddo」

gooddoとは、NPO団体を無料で支援できるプラットフォームです。
自分が選んだ団体の「応援」ボタンをクリック、または団体のページを「いいね」するだけで、その団体にポイントが加算されます。
支援金は団体のゴール(最低3000ポイントの300円)によりますが、達成されれば支援金が届けられる仕組みです。
パソコンやスマートフォンから誰でも無料で支援でき、動物愛護団体もたくさん登録されています。
直接寄付ができなくても、無料でできるgooddoなら、支援しやすいですね。

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⑸「署名活動」

インターネット上で簡単に署名活動ができるプラットフォームの代表として、Change.orgがあります。ホームページから署名募集中のキャンペーンが検索可能です。署名する際に必要なのは、フルネーム、Eメールアドレス、国名、郵便番号。任意でコメントを記載したり、FacebookなどのSNSでシェアしたりできます。署名活動は、Change.org以外にも多数あります。
インターネットで調べたり、近くの民間団体に問い合わせたりするのもいいでしょう。

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⑹「寄付・支援」

寄付を募っている各民間団体のホームページで寄付することもできますが、ファンドレイジングのJAPANGIVINGや、クラウドファンディングのREADYFORのように、多くのNPO法人団体や個人が登録しているホームページから、自分が支援したいプロジェクトを探して寄付することもできます。
たとえばREADYFORでは、NPO法人や個人が取り組みたいプロジェクトを掲げ、その資金支援を募集しています。期間内に目標金額を達成すれば集まった支援金が貰える仕組みで、支援者はリターンと呼ばれる商品や記念品を受け取ります。実際にREADYFORで成立したプロジェクトの中には、大阪府のドッグラン動物保護譲渡施設、宮崎県の愛護センター、岩手県の動物保護施設があります。
           
寄付ではなく物資でも、いくつか支援方法があります。その内の一つ、アマゾンの「ほしい物リスト」では、団体がそれぞれ希望する物資をリストアップしています。支援者はリストの中から贈りたいものを選び、購入します。犬や猫のフード、おやつ、遊具など、種類や金額は様々です。
           
中には、チャリティーとして不要になった洋服や本、切手を集めている団体もありますが、多くは不足している物のリストを個々のホームページに挙げています。新聞紙やタオルなどご家庭にある物から、ペットシートや猫砂、指定のドライフードまであるので、無理のない範囲で物資の支援に協力できます。必要な物は施設によっても異なるため、アマゾンのほしい物リストのように直接指定されていないものを送る際は、ぜひ一度施設にお問い合わせください。
           

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⑺「ボランティア」

動物愛護のボランティアは自治体や民間団体の施設で犬の散歩や犬舎の掃除をしたり猫と触れ合ったり、民間団体の譲渡会を手伝うなど直接・間接的に施設やその動物たちを支える活動を指します。場所によってはボランティアの募集人数や期間に制限をしたり、定期的に活動できることを条件に受け入れたりするところもあります。
           
あなたに「自由になる時間」と、その時間を「有効活用する気持ち」があるなら、自身のライフスタイルの中で無理なく参加できそうな活動・団体を見つけて助けを必要としている犬や猫たちの力になりませんか。通常、ボランティアを始める前に説明会があり、施設ごとのルール(散歩のルートや時間、動物の扱い方など)を教わります。
           
収容されているのは、一度は「人に捨てられたか飼い主を失った」犬や猫たちです。中には飼い主に虐待されたことがトラウマとなり、人を怖がる動物もいます。そんな場合はその動物のペースに合わせ時間をかけて接すれば、心を開くきっかけになります。ボランティアに参加を決めた人たちの動機は「犬・猫の力になりたい」、「動物に癒されたい」、「犬との散歩が良い運動になる」など様々です。ボランティアは一度から参加できるところもあります。
少しでも気になったら、自治体やお近くの民間団体に問い合わせてみてください。

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⑻「フォスター」

フォスターとは、保護動物の里親が決まるまでの間「家庭で一時預かりする制度」または「預かる人」を指します。飼育に必要な物や、もしもの時の医療費などを団体が負担する場合もあります。詳細は、フォスター制度のある民間団体に問い合わせてください。
           
民間の保護施設は、毎日のように保護されたり、自治体の施設から引き出した動物たちであふれています。団体が自治体から犬を引き出す際、何頭引き出せるかは団体の収容スペースによって決まっている場合がほとんどです。そのためたとえ20頭中全てが譲渡に向いていたとしても、その中から、より譲渡に向く犬を限られた時間内に選ばなければなりません。そこで選ばれなかった犬たちは、殺処分されます。
           
フォスターで、殺処分される動物たちを救えます。「事情があって終生飼育はできないけれど、一時的に面倒を見ることならできるかもしれない」そう思われるなら、一度フォスターの可能性を考えてください。
           
里親やフォスターのように実際に世話はできないけれど、何か協力したい。そんな方のために「フォスター・ペアレント制度」や「スポンサー制度」があります。月々の支援金を払って特定の犬や猫を養う制度です。施設に行く際は自分のペットのように触れ合うことができます。※施設によって異なる場合があります。
また、定期的にその犬や猫に関するニュースレターや写真が届くところも多く、成長を見届けるという楽しみもあります。

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⑼「譲渡」

『もしあなたが現在ペットを飼っているのであれば、その大切な家族を看取るまで世話をすることが、何よりの動物愛護である。』これは、ある動物愛護団体の理事長の言葉です。今の日本で、飼い主の終生飼育は、もっとも重要なテーマと言えます。なぜなら殺処分対象のほぼ全ての動物が、「かつて飼育放棄された動物たち」か「その子孫」だからです。
           
施設から1匹譲り受ければ、結果として2匹の命を助ける事ができます。それは1匹の里親になることで、その空いたスペースを殺処分されるはずだった他の1匹に譲れるからです。もしあなたが、これから新しい命を譲り受けようと考えているなら、当ホームページの<飼う前に考えること>を参考に、「本当に飼えるのかどうか」、「適切な動物の種類はなにか」、「どこで譲り受けるのがいいか」などを確認してください。<飼う前に考えること>で紹介しているチェック項目は、終生飼育を考える上で最低限確認が必要な項目です。様々な視点から考え、迎える準備は整っていると判断されたなら、あとはずっと変わらぬ愛情を注ぎ続けてください。

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実際に犬や猫を譲り受ける方法を、いくつかご紹介します。
①自治体の保健所や動物愛護センターから譲り受ける
②民間の動物愛護団体から譲り受ける
③自治体や民間団体が開催する譲渡会(里親を募集するイベント)に参加する

           
多くの自治体や民間団体は、それぞれのホームページで里親を募集している犬や猫の情報を公表しています。譲渡対象者の地域や年齢制限などは様々ですので、詳しくは地域の自治体に問い合わせて下さい。里親になるための手続きも自治体や民間団体により所要時間(期間)、書類審査、面談などの内容が異なります。審査では里親希望者が「譲渡条件を満たしているか」や「ペットの飼育環境が整っているか」などを確認します。

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犬や猫の平均寿命は、約14年と言われています。
飼い主の身勝手な都合による飼育放棄が、未だ大きな課題である現代。ペットを終生飼ってもらうためにも今まで世話をした職員やスタッフが、そのペットや飼い主の先の事も考えてマッチングします。正式に譲渡する前に「トライアル期間」を設けている施設もあります。一定の期間「実際に飼ってみる」ことで、住まい・家族に馴染むかどうかや先住犬・猫との相性を確認できます。「譲渡」を通じて一匹でも多く、命が救われることが大切ですが、無理をして次の悲劇を起こさないためにも、環境や相性、条件を十分確かめた上で決断し、ペットとの豊かな関係を築いてください。